来季高卒2年目のDeNA阪口皓亮(こうすけ)投手(19)が、ブレークの予感を漂わせている。

身長186センチの長身で、ルーキーイヤーはファームで先発ローテ入り。1軍デビューこそなかったものの、10月下旬には23歳以下の日本代表として、コロンビアでのU23W杯に出場。準決勝ドミニカ共和国戦では、7回無失点に封じる好投を見せ、ポテンシャルの高さを証明した。

今季終盤には、ラミレス監督が何度か1軍昇格を検討したが、コンディション不良で見送られていた。ただ、来年2月の春季キャンプでは「1軍にくる可能性は非常に高い」と早くも示唆。オープン戦で投げさせることで、公式戦での起用を判断する。

秋季キャンプでは、大家2軍投手コーチからワンシームを伝授された。阪口は「右打者の内角を突くため」とオフに入り磨きをかけている。150キロ近い直球に加え、カーブ、スライダー、スプリット、チェンジアップと、球種も豊富に持ち合わせている。今季は、同じく高卒2年目で京山が5勝しており「京山さんのような形で続きたい。上(1軍)で投げないと何も始まらない」と気を吐いている。【DeNA担当 栗田成芳】