先発ローテ復帰へ、洗髪でスタートを切った。DeNA井納翔一投手(32)が10日、神奈川・横須賀市内のベイスターズ球場でブルペン入りした。気温5度。染みる寒さの中、力強く右腕を振った。直球と変化球を交えて20球。昨年10月に行った右肘クリーニング手術から5度目の投球に「順調ですね。7、80%出せてます」とうなずいた。

年始から体調を万全に整えていた。例年は妻の実家がある大阪での初詣を恒例行事としていたが、変更。正月からスーパー銭湯にこもり、じっくり全身を温めた。「今年はゆっくりしようと。手術して気を使うようになった。もちろん頭も洗いました」と体を清めて新年の思いを新たにした。

今季はローテの柱としての再起を期す。「みんなにチャンスがあると思う。結果を出して勝ち取りたい。1軍スタート、先発でいきたい」と力を込める。まずは2月1日、春季キャンプ初日に100%の状態でのブルペン入りを目指す。