大きな尻でフル回転を目指す。日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(17=金足農)が10日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で新人合同自主トレ2日目に参加。

身体測定で尻回り104センチと特大サイズの数字をたたき出した。昨年のドラフト1位清宮幸太郎内野手(19)は約1カ月ぶりの打撃練習を行い、吉田輝とのキャンプでの対決に可能性を残した。

吉田輝の尻から大台を超える数字が記録された。「ケツ回りが100センチを超えてたんで、すごくうれしかったです。104センチでした」。自己記録更新かつ、球団の先輩大谷翔平の高校時代(102センチ)を超える数値に「大きい方が1年間戦い抜く上で体力も減らないと思う」。大きくなった下半身に喜びを隠せなかった。

プロの舞台でフル回転できる体を追い求める。「上半身と腰回りの厚さがプロ野球選手とアマチュアの差だと思う。そこの筋肉がしっかりしていると、もっと良い球が投げられるのかなと思う」と高い意識を持つ。高校時代は100センチ未満だったが「イメージ的にはコロコロというか、がっちりしたような感じじゃないと身長が小さい分をカバーできないと思う」。プロの投手としては小柄な身長175センチだが、粘り強い下半身でパワーを生み出す。

この日は坂道ダッシュで同僚の柿木とペアを組み、約50メートルを10本走り込んだ。「秋田で走りこんで来たんで全然大したことなかったです」と涼しい表情でこなした。「この2日間はすごくいい球が投げられたし、体のキレもあったと思います」と満足げに振り返った。

今日11日は、NPBの新人選手研修会に参加する。U18日本代表でチームメートだった中日根尾やロッテ藤原と再会する。「ジャパンの時に太っていていじられたので、痩せているのを見せつけてやりたい。(尻が)ちょっとでかくなったっていうのも教えてあげたい」。満を持して自慢の肉体を披露する。【山崎純一】