ソフトバンクの森浩之ヘッドコーチ(53)が14日、福岡・筑後市で行われている新人合同自主トレを初視察した。

この日は全体練習をチェックし、ドラフト2位杉山一樹投手(21=三菱重工広島)、同7位奥村政稔投手(26=三菱日立パワーシステムズ)のブルペン投球を視察。「杉山はいい直球を投げていた。奥村は変化球を投げる時も腕が揺るんでいなかった。大いにアピールしてほしい。目立った者が勝ち」と話した。

まだブルペン入りはしていないが、ドラフト1位甲斐野央投手(22=東洋大)のキャッチボールも視察。新人合同自主トレを手伝うスタッフからも情報を集めている。森ヘッドコーチは「大学、社会人の即戦力が多い。このまま行けばキャンプでA組に入れてもいい。頼もしい」とも話す。今季は寺原、五十嵐(ともにヤクルト)が退団。昨季故障したサファテ、岩崎、石川らは慎重に調整を進めるため、最大5人の新人投手がA組(1軍)スタートとなる可能性もある。

森ヘッドコーチは「あと2、3回筑後に来る。工藤監督や倉野投手コーチらと話してみる」と、今後も新人たちの仕上がりをチェックしていく。