巨人ドラフト1位の高橋優貴投手(21=八戸学院大)が初のブルペン投球を行った。川崎市のジャイアンツ球場で行われた新人合同自主トレ第3クール初日に参加。立った捕手を相手に、直球のみ20球投じた。昨年10月の大学最終戦以来、約3カ月ぶりのブルペン投球に「6、7割の力でしたが、まだまだです」と冷静に振り返り「ケガせずにキャンプ初日に合わせるのが一番の目標」と見据えた。

挑戦中の2段モーションでの投球を視察した宮本投手総合コーチは「足を上げて出ていく間はたまらないね。一瞬の間が、僕のハートをくぎ付け。ほれましたね」と高い評価を与えた。それでも焦りは禁物と、1軍キャンプメンバー入りは明言しなかった。「メンタル的な部分もある。逆にブレーキかけてあげるのが僕たちの役目」とキャンプ2軍スタートの可能性も示唆。じっくりと成長への道を歩む。