1日も早く1本打って、連続無安打から抜け出したい。楽天の岩見雅紀外野手(24)が2年目を迎える。東京6大学の大砲は昨年、1軍デビューは果たしたものの、全く打てなかった。24打数無安打。三振が14もあった。テレビは4K8Kと騒がしいが、岩見は14Kで先を行く?

凡打の内訳は14三振のほか内野ゴロが6、内野飛球が3、外野飛球が1。慶大時代に21本塁打した男が、外野に飛ばしたのは1本だけ。相手は日本ハムだ。24打席、計87球に対し、スイングしたのが52球。空振りが半数以上の27を数えた。「岩見(弱み?)がバレているんでしょうか」。

イースタン・リーグでは規定打席に達して上々の数字を残している。打率2割8分4厘はリーグ4位。14本塁打して、42打点。9月18日のロッテ戦では、1試合3本塁打も記録した。1軍の岩見とは別人。「イースタンは、どーしたん?」とでも言いたいぐらいだった。

1軍投手のキレある変化球に苦しんだ。空振りした27球中、変化球が23球もあった。ルーキーのまっすぐな思い? は通用しなかった。昨年のままなら「もう雅紀(お先?)真っ暗」。変化について行かないと、時代に置いていかれてしまう。【米谷輝昭】