20年の東京オリンピック(五輪)出場権がかかる第2回プレミア12のグループ分けの一部が判明し、日本は台湾、オーストラリアと同組になることが明らかになった。台湾アマチュア野球協会(CTBA)の事務局長が明かしたと、台湾メディアが20日、伝えた。

11月2日から始まる同大会は台湾、韓国、メキシコの3開催地でオープニングラウンドが行われる。台湾の報道によると、台湾開催はAグループとなり、日本と開催国の台湾、オーストラリアが確定。4カ国目はドミニカ共和国かプエルトリコになるという。

15年に開催された第1回大会は、出場12カ国が2グループに分かれた。日本は1次ラウンドで米国、韓国、メキシコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国と対戦したが、今回は野球世界ランク1位の日本、2位米国、3位韓国が別グループに分かれた。

各グループの上位2カ国は、同月11日から16日に東京ドームとZOZOマリンスタジアムで行われるスーパーラウンドに進出し、17日に決勝と3位決定戦が行われる。東京オリンピック(五輪)出場権は、開催国として出場が確定している日本を除いたアジア・オセアニアの最上位国と、北中南米の最上位国に与えられる。

◆日本の前回大会 15年に行われた第1回大会で、日本は準決勝で韓国に3-4で敗れ3位だった。6チームを2組に分けた1次ラウンドでは初戦で大谷(当時日本ハム)が韓国から10三振を奪うなど5-0で快勝。メキシコ、ドミニカ共和国、米国、ベネズエラにも勝ち5戦全勝で突破した。準々決勝のプエルトリコ戦は9-3で勝利。準決勝の韓国戦は8回までに3-0とリードしたが、9回表に4失点で逆転された。3位決定戦はメキシコに11-1で7回コールド勝ち。決勝は韓国が8-0で米国を下し、初代王者になった。