阪神矢野燿大監督(50)が23日、西宮市内の鳴尾浜球場で合同コーチ会議に臨み、2月のキャンプでの競争を予告した。

1軍の沖縄・宜野座には新人はドラフト1位近本ら3人を同行させ、総勢43人のメンバーが選出された。

矢野監督は「自分をどんどんアピールしてもらえればうれしい。グラウンド上では『いい人』では困る。グラウンドに出た時には相手から嫌がられるような、同じユニホームを着ていてもライバルはたくさんいると思う。そのなかでどう勝っていってやろうという気持ちとか闘志とか、そういうものが出てくると楽しみ」と話した。

空位の定位置も多く、激しい競争になりそう。「いっぱいありますよ。ショート、セカンド、センター、先発投手も…。実績のある選手は出る可能性が高いと思いますけど、でもすべてのポジションで争いになってくると思う。その競争というのが僕はすごく楽しみ」と続けた。2月7日に紅白戦を行うことも新たに決定。昨季は17年ぶりの最下位に沈んだが、熱い火花を散らして、巻き返しを図る。