原口よ、また一緒にお立ち台に立とう!! 阪神岩貞祐太投手(27)が同い年で大腸がんを公表した原口文仁捕手(26)との「共闘」を誓った。26日に甲子園で行われた新作グッズ内覧会に参加。戦列を離れた原口について思いを語る。

「また同じユニホームを着てバッテリーを組んで、頑張っていきたい。一緒にお立ち台に立てれば最高。そのために、治療に専念してほしい。原口が戻ってきたとき、チームがいい状態であることが一番です」。

岩貞が原口から病状を聞いたのは公表前日の23日だった。チーム内の同い年でグループを作るLINEで報告を受けた。原口は「余計な心配をかけちゃったね」と伝えてきたという。岩貞は「病気のこともしゃべりました。『できることは少ないけど頑張れよ』と伝えました」と振り返った。

かけがえのない仲間だ。岩貞が「プロ5年でベストゲーム」というのは16年5月27日巨人戦(東京ドーム)のプロ初完封だ。リードしたのは原口だった。「自分のいいところを引き出してくれた」といまも感謝する。16、17年はともに甲子園のお立ち台に上がった。「私生活もいろいろ相談できる仲間。1日でも早い復帰を。それだけ望んでいます」。また一緒にスポットライトを浴びる日まで、それぞれの“戦場”で全力を尽くす。【酒井俊作】