広島ドラフト1位の小園海斗内野手(18=報徳学園)はキャンプ初の休日となった4日、日刊スポーツの「1番星インタビュー」に応じ、「1番」をキーワードに第1クールを振り返った。

5日からの第2クールに向け自らの立ち位置を見定め、改めて1軍生き残りを掲げた。この日はドラフト2位・島内颯太郎投手(22=九州共立大)、6位・正随優弥外野手(22=亜大)と日南市でいちご狩り、うなぎのつかみ取りも体験した。

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-一番驚いたことは

小園 今までテレビで見ていた選手が目の前でプレーをしていたこと。野球をやってきた中で、一番のうれしさ。プロに入ってよかったなと思いました。

-一番の手応えは

小園 バッティングですかね。ミスショットがちょっとずつ減ってきた。今までトップがバラバラでしたが、きちんとできているときと、できていないときで、打球(の質)が違うことがわかりました。(東出コーチに)自分の悪いところを言っていただいた。ありがたいですし、いい方向に持っていきたい。

-一番苦手なものは

小園 サインプレーのサイン。多いんです。ショートなのでランダウンプレーのサインも覚えないと。動きの中でわからないことがある。わかっていても動けていない。早く覚えて、野球に集中したいです。

-一番恥ずかしかったことは

小園 (初日の)あいさつをちっちゃい声で言ったこと。上本さんに「大きい声で言え」って言われて、言い直そうとしたら上本さんが代わりに…(「田中さんからレギュラーを奪います!」と勝手に大声で宣言)。

-一番譲れないことは

小園 (キャンプ前のように)守備と言いたいんですけど、まだまだ言えるほどのところまで来ていないんで。周りの選手は想像していたよりすごかった。守備もそうですけど、バッティングがぜんぜん違います。打球が鋭い。早く力をつけていきたいなと。

-一番好きな先輩は

小園 1人は選べないです。田中(広)さんであったり、菊池(涼)さんであったり。背番号をいただいた鈴木さんであったり。先輩としても野球人としても好きです。

-ユニホームは赤いストッキングを見せるクラシックスタイル。着こなしで一番のこだわりは

小園 こだわりはないんですよね。先輩からは(ズボンが)長いのをはきたいと思わないの? と聞かれましたけど(高校までと同じ)そのままでいいや、と。長いのもかっこいいと思ったけど、急に感覚が変わるのがいやだったんです。膝が曲がりにくいイメージがあって、生地は伸びるとは思うんですが…。感覚も変わってくるんで、このままでいいです。

-キャンプで一番楽しみにしていることは

小園 オフですかね。野球がしたくないわけではまったくないですけど、ゆっくりしたり、食事したりするのが楽しみ。(母こずえさんが第1クールを見守っていたが)食事はいっしょにできなかった。13日に卒業式で帰ったときに手料理を食べたい。

-一番工夫していることは

小園 3日に自転車を買いました。練習後、(ドラフト6位の)正随さんとタクシーで10分ぐらいのところで買って、15分ぐらいこいで帰ってきた。球場までの移動の時間がもったいないんで。

-一番好きな手料理は

小園 だいたい、肉です。けっこう(量を)多くしてくれるので、それがうれしい。

-一番負けたくない人は

小園 (ロッテ・ドラフト1位で枚方ボーイズの同期)藤原です。どっちがヒット打ったかとか、中学のときからやっていた。ジャパンでもやってました。(ともに2年から選ばれ)2年連続僕が打率1位で、あいつが2位。でも、あいつはホームランを打ちたいと思っているはずなのに、打率も高いのがすごい。

-一番の目標は

小園 開幕1軍。1軍に定着できるようにしたいです。