中日与田剛監督(53)が4日、右ふくらはぎの肉離れで2軍調整中のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)について、1軍昇格条件を明かした。

「体に違和感を感じずに、周りが見ても動きに問題ないという状況になったら。(状態を)確認するために、こちらで(見ようと)考えている。試合がどうこうは考えていない。彼の野球人としての動きを確認する。試合に出るのは、まだまだ上の段階」

リハビリメニューから脱し、通常練習に合流した時点で1軍昇格させる方針だ。

1月23日に右ふくらはぎを痛めた根尾は、2軍読谷キャンプでリハビリを続ける。通常練習合流はダッシュの解禁が目安となる。根尾は「(ダッシュは)まだですね。順調にきていると思います」と慎重に言葉を選んだ。北野コンディショニング担当も「ダッシュできるかは、もう少し走れてから。スプリントできないと本隊には入れない」と続けた。

与田監督は「クールで区切っていない。2軍からGOサイン出れば」と話した。早ければ7日から12日までの第2クール中に、1軍合流の可能性がある。だが金の卵を守るべく、急がせることはない。【伊東大介】