阪神3年目右腕の浜地が、沖縄・宜野座キャンプ第2クール初日の5日、視察に訪れた元中日エースで日米125勝右腕の川上氏から、宝刀カットボールの極意を教わった。矢野燿大監督ならではの“竜の輪”を生かして戦力アップだ。

矢野監督の一問一答は以下の通り。

-川上憲伸氏が浜地を指導

俺は現役時代にも憲伸に聞いたことがあって(元DeNA)三浦にも聞いて、安藤とかにも投げてほしかった。うちに投手でカットを投げるやつがいなくて…。それでオールスターで少し聞いて「憲伸はこうらしい」とか「三浦はこうらしい」とか言っていた。それを伝えてはいた。なかなか簡単に覚えられる球種じゃなかったみたい。

-監督と浜地の思いが一致した

憲伸が言ってくれてすごいと思ったのは、対打者を考えている。捕手っぽい考え。投手はどうしても自己満足のブルペンが多くて、すごく曲がったとかすごく落ちたとかが気持ちいい。そこを目指すのもいいけど、打者は小さい変化の方が見極めにくい。

-才木は浜地と競い合ってというのを期待したい

もちろん、もちろん。望月も含めてね。でも、浜地は、そんなところにライバル意識を置いていないみたいよ。「もっと高いレベルに置いている」ってあいつはすごく言うし。それも頼もしい。本当に将来、そのなかの誰がエースになってもおかしくないくらいの素材やと思う。