オリックス田嶋大樹投手(22)が8日、捕手を立たせた状態でのブルペン投球を再開した。

昨年6月に左肘を故障し、1度投球練習を行った夏場以来の投球練習。宮崎・清武で行われている春季キャンプ第2クール2日目のこの日、サブグラウンドでキャッチボールを終え、そのままブルペンへ直行。直球のみだったが力強い球を22球投じた。「感触はいいですね。大分順調です。また1歩踏み出せたので、安心はしています。開幕はなるべく間に合わせたいです」と順調に回復している様子をみせた。

昨季はルーキーながら開幕ローテーション入りを果たし、6勝を挙げた。今季も貴重な左腕の1人として先発ローテーションの一角を期待されている。見守った酒井育成コーチは「向こう(舞洲)で強い球は投げていたので、肩肘に問題がないのはわかっていた。傾斜があるところで投げてどうかなと、その確認です」と説明。「去年の状態を考えれば不安でしたけど、ここまで投げられているので。監督は開幕は欲しがるでしょうね」語った。

捕手を座らせての本格的なブルペン投球は13日からの第3クール中の予定。田嶋の復活が今季先発陣容が固まっていない中での朗報となりそうだ。