阪神藤浪晋太郎投手は4イニング目の崩れ方を猛省した。3回までは4四球ながら1失点。だが、4回に先頭の8番木下拓の左肩に死球をぶつけ、ここから崩れて2失点した。

4回で6四死球を与え、4安打3失点で降板。「3回までは四球を出しながらも感覚としては良かったんですけど…。あそこ(4回)ですね」と反省した。

右打者の体付近へすっぽ抜けの球をなくせず、カウントを悪くしてから直球を痛打される場面も目立った。それでも矢野監督は「今すぐ結果が出るのが1番いいことなんだけど…。でも、成長していければいい」と辛抱強く復調を見守る構えだ。とはいえ、これでキャンプ中の実戦成績は計9イニングで被安打13、9四死球、6失点。開幕ローテ争いへライバルは少なくないだけに、藤浪は「(次は)もうちょっと安定したい。テンポよくストライク先行で」と力を込めた