阪神藤浪晋太郎投手(24)が25日、沖縄・宜野座の1軍キャンプで試行錯誤のブルペン投球を行った。

今キャンプではワインドアップでの投球を続けていたが、この日初めてノーワインドアップから投球。藤浪は「タイミングが合うかなと思って試してみた感じです」と話したが、最善の形へ模索している姿があった。

直前にも約50分間、福原コーチらと猛特訓を続けていた。ボールを落とすように黙々とネットピッチ。しばらくすると、藤本内野守備走塁コーチ、藤井バッテリーコーチも一緒になってピッチング。藤本コーチは「1本指で投げてみたり、遊び感覚でね」と説明した。

その後のブルペン入りは「投げてみたい」という藤浪の志願だった。福原、金村両投手コーチが見守るなか計101球を投じ、その後は捕手を立たせて29球。遊び感覚だったが、サイドスローから投げる姿も見せた。

前日24日の中日とのオープン戦(北谷)では、4回4安打3失点で、6四死球がからむなど乱調。初の対外試合となった17日の日本ハム戦(宜野座)でも、3回7安打2失点と思うような投球ができていない。たくさんの人が待ち望む姿へ、藤浪は試行錯誤を続ける。