広島長野久義外野手(34)が14日オリックス戦(大阪シティ信用金庫スタジアム)の9回、右足に死球を受け途中退場した。駆けつけたトレーナーに付き添われて一塁まで歩いたが、代走を送られ、ゆっくりと自分の足で三塁側ベンチに戻った。ベンチ裏でアイシングを受け、怒りを抑えた表情のまま、歩いて迎えのバスに乗り込んだ。15日以降は様子を見て決める。

開幕まで2週間という時期だけに、今後への影響が懸念される。キャンプから慎重に調整を進め、今月12日の日本ハム戦で初めて左翼の守備位置に就いたばかり。13日の同カードで中堅も守ったが、この日は代打からDHとなっていた。緒方孝市監督は「ちょっと心配だね。当たりどころが悪かったから」と話した。左翼、中堅のレギュラー候補だが、状況次第で開幕に間に合わない可能性もある。今季構想の練り直しを迫られる可能性も出てきた。