昨季限りで現役引退した新井貴浩氏(42)の引退セレモニーが16日、マツダスタジアムで広島-オリックス戦の試合前に行われた。新井氏は背番号25のユニホーム姿で、現役時代同様にスキマスイッチの「全力少年」にのって登場した。

試合前は始球式のみが告知されていたが、元監督の山本浩二氏(72)と、元チームメートの黒田博樹氏(44)がサプライズで姿を見せた。山本元監督はプレゼントとして、新井氏が派手に空振り三振している姿を模した人形を、黒田氏は、新井氏がチームメートのサヨナラヒットに大ジャンプして喜ぶ姿をかたどった人形を手渡した。

新井氏はマイクに向かい「偉大な先輩おふたりにわざわざこうしていただいて、ありがとうございます」と話した。その後、弟分だった菊池涼を相手に一塁側ベンチ前でウオーミングアップしてから始球式に登板。左右の打席で構える2人の愛息子に向かい、ノーワインドアップからノーバウンドで山なりのボールを投げ込んだ。

試合後にもセレモニーが予定されている。