急きょ再編を余儀なくされた開幕ローテーション入りへ、ヤクルト高橋奎二投手が名乗りを上げる。

先発する26日ファーム巨人戦(ジャイアンツ球場)に備え、25日は神宮外苑で行われた投手練習に参加。「調整ではなく、結果を出したい。緩むことなく、投げきりたい」と意気込んだ。

神宮開幕戦4月2日DeNA戦で先発予定だったブキャナンが、下半身のコンディション不良のため離脱。石井弘投手コーチは「無理はさせられない。しっかりした状態で、戻ってきてほしい」と説明した。チームとしては痛手だが、ピンチはチャンス。高卒4年目の左腕は龍谷大平安の14年センバツ初優勝メンバーで、母校の勝利に刺激を受けた。「決勝の雰囲気は別格。それを経験したら、大舞台でも緊張せずに投げられるようになった」と糧になっている。後輩たちの活躍を胸に、初の開幕ローテ入りを目指す。