高卒4年目のヤクルト高橋奎二投手(21)が、初めて開幕ローテーション入りすることになった。

イースタン・リーグ巨人戦に先発し、3回1安打無失点。自慢の直球は最速148キロを計測し、すべて真っすぐで4三振を奪った。ビヤヌエバのバットも直球で真っ二つにへし折った。「球速よりもコントロールが自分の課題。でもしっかり腕を振って、コースがずれていてもファウルを取れたりすることがあったのでそこは良かった」と納得の表情だ。

ブキャナンが下半身のコンディション不良のため離脱。高橋にかかる期待は大きい。投球内容の報告を受けた田畑投手コーチは「良かったみたいだね。次は本ちゃん(本番)で頑張ってもらう」とローテ入りを明言。高橋は「チャンスをしっかりものにできるようにと思ってオープン戦もずっとやってきました」と胸を張った。

 

◆高橋奎二(たかはし・けいじ)1997年(平9)5月14日、京都府生まれ。龍谷大平安では14年センバツで優勝するなど甲子園3度出場。15年ドラフト3位でヤクルト入団。18年に1軍デビューし、10月2日DeNA戦で初勝利。昨季は3試合、1勝1敗、防御率3・00。今季推定年俸700万円。178センチ、73キロ。左投げ左打ち。