「ラオウ」が最下位脱出の起爆剤になる。オリックス杉本裕太郎外野手が10日に1軍合流を果たした。

ウエスタン・リーグ9試合で、打率3割1分3厘、4本塁打と絶好調だった。10日のロッテ戦が雨天中止となり、この日はZOZOマリン室内練習場で打撃練習などを行った。杉本は開幕直前に2軍に降格しただけに「めっちゃ悔しかった。家で1軍の試合を見ながら、電話が来るのを待ってました。持ち味を出せるように、やってきたことを出せたら」と気合十分だった。

最下位に低迷する中、首脳陣は野手陣のテコ入れに動いた。この日は打撃不振のT-岡田、マレーロに西村の3選手を2軍に降格。杉本に加え、故障明けのロメロ、小島が11日から1軍に昇格する。西村監督は「チャンスでクリーンアップがかえせていない。早く状態を上げていかないと。(ロメロ、杉本に)吉田正、メネセスを含めた4人で考えています」とクリーンアップの改造も視野に入れた。