中日与田剛監督が、怒りのリクエストを行った。5回1死二塁の場面で、ヤクルトの代打上田の打球は二塁後方へのフライ。堂上が捕球し、飛び出していた二塁走者雄平を封殺したかに見えた。

だが二塁塁審は堂上の捕球を見てはいたが、セーフの判定。与田監督がベンチを飛び出し、審判へ確認するために二塁方向へ向かってフェアグラウンド内まで歩いた。球審らが駆け寄って制止しながら確認作業。審判団が独自のリプレー検証を行わないことが確認できたため、与田監督からリクエストを申請した。リクエストによるリプレー検証の結果、判定は覆り、アウトが宣告された。

試合後の会見で、与田監督は「別に熱くなった訳じゃないんだけど。どう見ても、みなさんもご覧になってもわかるように、審判で協議するのが一番いいと伝えた。(審判から)リクエストしてもらわないといけないと。選択肢はそれしかなかったので、取った。審判の方がプレーを見てないように見えた。そこでジャッジされるのは、よくない」。中日加藤球団代表も試合後、球団としても、22日までにNPBに意見書を提出する考えを明らかにした。