ネット連動企画「リクエスト制度」の第2回は、ヤクルト担当保坂恭子記者が、日本ハムからトレード加入した高梨裕稔投手(27)を取材してきました。「@Kanakonishi14」さんの「高梨くんに仲良くなった選手はいるか聞いてほしいです」という依頼にこたえます。

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高梨は2月の浦添キャンプで、いつもドラフト1位ルーキー清水昇投手(22)とキャッチボールをしていたので、仲がいいのは清水かな? と予想しながら質問してみると、意外な答えでした。

高梨 大成ですかね。この間も、ファームが休みの日の午後、都内に来ているというので一緒に銀座に買い物に行きましたよ。

仲良しなのは、ドラフト8位の吉田大成内野手(24)でした。そのきっかけは、清水でした。キャンプで高梨が「一緒にやろう」と声をかけたのをきっかけに、2人は毎日キャッチボールをするように。そして、高梨とともに日本ハムからトレードで加入した太田と3人でご飯を食べにいく際、清水が「同部屋の吉田も一緒にいいですか」と誘ったことが最初だったそうです。4人で沖縄料理に舌鼓をうちながら親交を深めたそうです。年の差は3歳。高梨は1人っ子のため「弟みたいな存在」でかわいがっているとのこと。新加入会見の際に「人見知りなので(新天地が)心配」と明かしていましたが、杞憂(きゆう)に終わったようです。

高梨 ヤクルトはとても雰囲気がよくて、入ってきた選手も入りやすいです。先輩も優しいし、チームも投手陣でも全く人見知りの心配はありませんでした。

開幕ローテーション入りし、3月31日阪神戦で今季のチーム初勝利を挙げた高梨。グラウンド外でも、すっかりヤクルトになじんでいます。【保坂恭子】

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