ヤクルトのアルバート・スアレス投手(29)が、直筆のカタカナを披露した。初勝利を挙げた巨人戦から一夜明けた26日、神宮外苑で行われた投手練習に参加した。

日本語や日本食など、日本の文化に親しんでおり「自分の名前も書けるようになったんだ」とペンを手にさらさらと書き進めた。カタカナを覚えたことで、大型ビジョンに映し出される自身の名前も理解できるようになった。「500枚入りのコピー用紙を買ってきて、何度も書いて練習したんだ」。開幕前に右足首を痛めて2軍で調整しており、空き時間を利用して努力を重ねていた。

25日の巨人戦(神宮)で初登板し、兄のホセ・アルベルトさんが来日して観戦する中、6回を無失点に抑えて初勝利を飾った。さらにソフトバンクの弟・ロベルト投手からは「『すばらしいピッチングだった。おめでとう』とメッセージが届いたよ」と兄弟からの祝福にうれしそうだった。