超異例の非公開練習だ! 阪神藤浪晋太郎投手(25)が鳴尾浜での残留練習終了後に、個別でマウンド投球を行っていたことが12日、分かった。

昼下がりの鳴尾浜に「撤退指令」が下された。チーム関係者が報道陣に「午後からの練習は、非公開にします」と伝えた。その後は練習見学に来ていたスタンドの観客も姿を消した。非公開練習は2日連続で、関係者によると、藤浪は鳴尾浜のマウンドから本塁に向かって投球練習を行っていたという。

藤浪はオープン戦だった3月12日の中日戦(ナゴヤドーム)を最後に実戦登板がない。4月24日ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)では今季初めて試合中にブルペンに入ったが、登板することはなかった。その後も試合中にブルペンに入るものの、ゲームには登板しないケースが見られていた。

この日2軍本隊は和歌山・上富田でウエスタン・リーグのオリックス戦に臨んでおり、藤浪は残留メンバーとして鳴尾浜で練習に臨んでいた。無人のグラウンドで、ただひとり黙々と投げる背番号19。復活の日が待ち遠しい。