プロ10年目のロッテ荻野貴司外野手(33)が31日、出場選手登録日数が7年に到達し、国内フリーエージェント(FA)権を取得した。

09年ドラフト1位で入団し、球団の新人外野手では25年ぶり開幕スタメンを勝ち取ると1年目から25盗塁を果たした。

度重なるケガに見舞われ、昨季まで1度も規定打席に達したことがないものの、今季も25日のソフトバンク戦で10盗塁目を記録し、10年連続2桁盗塁を継続中だ。

荻野は「ケガもありながら、ここまでできたことはうれしいと思う。今は何も考えられない。シーズンが終わってから(考えたい)。このシステムを(入団)当初は知らなかったくらいなので、ここまでできるとは思っていなかった。もっと上を目指してやっていきたい」と話した。

今季は不動の1番としてチームをけん引し41試合に出場し、打率3割1分4厘、10盗塁の成績を残している。