巨人が阪神を下し、今季4度目のカード3連勝を飾った。貯金17で2位DeNAと阪神に9・5ゲーム差をつけて前半戦を終了した。

阪神相手には今季3度目のカード3連勝で前半戦を締め、原辰徳監督(60)は「1勝1敗1引き分けくらいかなと思っていましたけど、うまい具合に、昨日も勝って2連勝、3連勝すればありがたいなというところはありましたけど、うまい具合にいきました。逆にね、後半戦が我々は怖いですよ、逆にね。だいたいプロ野球というのはそうそう差は出ない勝率ですから。逆に気が引き締まる思いですね」と振り返った。

初回には3番丸の先制の16号ソロで主導権を握った。滞空時間の長い右翼席への1発に「けっこうあそこの位置というのはそうそうないんですよね。どちらかというとセンターを中心にというね。ポール際にいくというのは今年初めてじゃないでしょうかね。ああいう当たりというのは、見事だったと思いますね」。

2回には炭谷、坂本勇の適時打で3点を追加。

「(炭谷は)、3本打ったね、久しぶりに。タイムリーは大きいですね。ああいう形で8番バッターがタイムリーとなるとやっぱり、少し点数がね、大量とまでは言わないですけど、ビッグイニングがつくれるんでしょうね。(坂本勇は)まあ打ちますよ、たまには。打ちますよ。勝負強いということでしょうね」。

先発今村は6安打を打たれながらも6回途中1失点で3勝目。6回には亀井の好返球も飛び出した。

「ついてましたよ、わが軍はね。わが軍がついてたのか今村がついてたのか(笑い)。非常についてたと思いますね。1点で抑えたのはある意味、奇跡みたいなところはあったと思います」。

オールスターを挟み、15日ヤクルト戦(長野)から後半戦が始まる。

「まだ振り返るというのはないですね。少し選手もいっぱいいっぱいで頑張っていますので、少し体をリフレッシュさせて、いいコンディションで後半戦に臨みたいと、それだけですね」