ヤクルト山田哲人内野手(27)が、盗塁の連続成功を32とし、日本記録に並んだ。

1回の第1打席、二塁手の失策で出塁。続く4番バレンティンの1球目に仕掛けたが、捕手会沢の送球を二塁手菊池涼がジャンプして捕球しタッチ。敷田塁審の判定はアウトだったが、小川監督はすかさずリクエスト。検証の結果、判定は覆ってセーフとなった。

今季27個目の盗塁を決め、成功率は100%。昨季からは32連続で成功とした。11~15年にソフトバンク福田がマークした日本記録に並んだ。

盗塁は「いける時にいく」のがモットー。スタートが悪くても中間走、スライディングでカバーする。プロ入り後、盗塁の基礎をたたき込まれたのは、三木肇現楽天2軍監督だった。「年々、体に染みついている」と手応えをつかんでいる動きで、記録を樹立した。