ヤクルトの勝ちがスルリと逃げていった。勝利まであと3人。8-5で迎えた9回を任されたハフが広島鈴木誠也に同点3ランを許し、6番手の近藤がサヨナラ打を打たれた。

小川淳司監督は「ハフは前回(2失点した18日の中日戦)もそうだけど、球の勢いがなくなっているように感じる。鈴木の前に2人を出してしまったこと」と敗因を振り返った。

流れは、ヤクルトだった。雨脚が強まる中、2点を追う8回1死一塁、山田哲が広島3番手中村恭の直球を捉えて右翼席に運ぶ31号2ランで同点に追いついた。さらに1死一塁で、雄平が広島今村の初球ど真ん中のスライダーを右翼席へ運んだ。一挙4点を挙げて勝ち越し。3回にはバレンティンが26号2ランを放っており、クリーンアップが3発を放ちながらサヨナラ負け。8月に入って3度目の3連勝を逃した。