阪神青柳晃洋投手が暗黒時代以来の不名誉記録阻止へ快投を誓った。甲子園で行われた投手練習に参加。

前回20日DeNA戦(京セラドーム大阪)で約2カ月ぶりの白星を挙げたことに「勝ちがついたのはうれしいですが、ゼロで抑えられたのがうれしい」と振り返った。

20日の青柳から24日ヤクルト戦の西(神宮)まで、先発投手陣が5連勝。しかしリーグ前半戦から先発投手に白星がつく試合が極端に少なく、ここまでトップは西と青柳の6勝だ。2ケタ勝利を挙げた投手が1人もいなかったのは、01年までさかのぼる。当時は井川、福原の9勝がトップ。残り24試合、チーム一丸でなんとか“暗黒時代の悪夢”を阻止したい。

青柳はチームの勝利を1番にしながらも「チームが勝てるように投げて、その結果あと4試合勝って、2ケタになったらうれしいです」と意気込む。金村投手コーチも「(先発の白星が)それが理想。先発に勝ちがついたらいいと思う」と話す。先発が試合をつくり、リリーフがリードを守る。理想の試合運びで白星を積み重ねる。【磯綾乃】