オリックス増井がプロ野球史上2人目の150ホールド&150セーブを達成した。8回に3番手で登板。2死三塁のピンチを招くも、藤岡を外角のフォークで空振り三振に仕留め、無失点に抑えた。史上8人目の通算150ホールド達成。「ダブル150」は今季6月に阪神藤川が達成して以来で、パ・リーグ初の金字塔だ。増井は「まさか今シーズン中にできるとは思わなかった」と喜んだ。

守護神で始まった今季は不振で2軍降格を経験。7月中旬に復活し、8月からセットアッパーに固定。プロ入り後さまざまなポジションを経験してきたからこそ、それぞれの重みを体感してきた。「先発をやったからこそリリーフのありがたさを感じたし、8回を投げたから9回で投げる時に(8回が)どれだけ大切なのかも感じてきた」。今後については「200セーブはあくまで目標として持っておきたい」と目をギラつかせた。【古財稜明】