捕手王国作る! 中日が17日のドラフト会議で、昨年に続いて高校生捕手の指名を目指すことが10日、分かった。

星稜(石川)・山瀬慎之助、智弁和歌山・東妻純平、中京学院大中京(岐阜)・藤田健斗(いずれも3年)が有力候補に挙がる。

今年は関東第一(東京)から入団した新人の石橋が12試合出場と、大器ぶりを示した。将来の正捕手としてしっかり成長させるため、球団関係者は「石橋と争って、高め合える捕手がもう1人ほしい」と力説した。中日は1位候補に星稜・奥川恭伸投手(3年)を挙げており、山瀬との甲子園準優勝バッテリー再結成の期待も膨らむ。

再び常勝軍団を目指す中日に、扇の要は不可欠。落合博満監督が率いた11年までの8年間、4度の優勝を支えたのは谷繁元信(現日刊スポーツ評論家)だった。一方で、ポスト谷繁が育たず、その後は7年連続Bクラス。長期的視野で捕手強化を進める。