今季限りで退団する阪神鳥谷敬内野手(38)が、16年間の縦じま生活に幕を下ろした。

CSファイナルステージ第4戦は3点を追う9回2死で代打登場。デラロサの直球をたたくも二ゴロに倒れ、終戦ゲームの最終打者となった。

最後まで大歓声を送り続けた虎党に向けて「打席も立たせてもらいましたし、そういう意味では…。16年間、自分というものを作ってきた。感謝しています。最後もそうですけど、どんな時でも声援をくれた。感謝しています」。

今後は他球団での現役続行を目指す。「この先はどうなるか分からないけど、自分がやってきたことを信じて、新しい野球人生を頑張ります」と力を込めた。

鳥谷は03年ドラフト自由枠で阪神入団。04年9月9日から18年5月27日までプロ野球歴代2位の1939試合連続出場を記録するなど、長年不動の遊撃レギュラーに君臨。通算2085安打は球団歴代1位の数字になっている。

10年の104打点は遊撃手で史上最多。11年は最高出塁率のタイトルを獲得した。ベストナインは6度、ゴールデングラブ賞は遊撃、三塁で計5度。13年はWBC日本代表としてチームの準決勝進出に貢献した。