阪神が26日、ソフトバンク中田賢一投手(37)を無償トレードで獲得することを発表した。

福岡・八幡から北九州市大を経て、04年ドラフト2巡目で中日に入団。国内フリーエージェント権(FA)を行使して14年にソフトバンクへ移籍した。18年には通算100勝をマークするなど、通算294試合に登板して100勝77敗、防御率3・72。ただ、今季は登板機会が1試合と激減し、日本シリーズ出場40人枠からも外れていた。

阪神はFA行使の際に交渉し、背番号18を提示した過去がある。“振られた恋人”と6年ぶりに巡り合うことになった。

◆中田賢一(なかた・けんいち)1982年(昭57)5月11日、北九州市生まれ。八幡-北九州市大を経て04年ドラフト2巡目で中日入団。3年目の07年に14勝などローテーション投手として活躍。13年は一時中継ぎに回って15ホールド。ソフトバンクにFA移籍した14年は7年ぶり2桁となる11勝を挙げた。18年8月のプロ通算100勝を最後に勝利がなく、今季は1試合、プロ15年目で初めて未勝利に終わった。今季推定年俸は6000万円。181センチ、82キロ。右投げ右打ち。