ヤクルトは15日、今季限りで楽天を退団した嶋基宏捕手(34)と基本合意に達し、獲得することを発表した。

12月に正式契約を結ぶ見通しだが、契約期間は2年で年俸は総額5000万円とみられる。プロ13年目を迎えた嶋は、楽天から減額制限を超える年俸ダウン提示を受け、自由契約を申し入れて了承されていた。ヤクルトは解禁の直後に交渉。

伊東昭光編成部長(56)は「経験の豊富な捕手。経験を若い選手に教えてほしいということで獲得した」と経緯を明かした。ヤクルトは今季のチーム防御率4・78、失点数739はどちらも12球団ワーストと、守備力の強化が課題。選手層も厚くなり、中村を中心に松本直、古賀らのポジション争いがさらに激化することになる。(金額は推定)