「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務める中居正広(47)が16日、決勝戦に向けて「にわかファン」の後押しにも期待した。

SR最終戦は翌日の決勝でも戦う韓国との対決。探り合いともいえる展開に「難しい試合でしたね。落として(決勝に)引きずったら大変。勝って良かった」とひと安心だ。先発岸は4回6失点。韓国打線のデータを取るために犠牲になった可能性もあっただけに「岸投手が割り切って投げてくれた。抑えるだけが貢献ではないです」と気遣った。

前日15日には世界一へのキーマンに山田哲を指名。予言は見事的中し、打率0割台だった山田哲はこの日二塁打2本を放った。試合前には今大会初めてインタビューも敢行。「昨日、一昨日の2日間で上向きになった。今日のフリー打撃でもボールが上がってきた、と言っていたので」と喜び、「これで打撃陣は全員、見事にスタートラインに立った。明日にピッタリ間に合った」と力を込めた。

今日17日の決勝韓国戦(東京ドーム、午後6時34分~テレビ朝日系で中継)は、特設放送席で出演する秋山とともにVを願う。理想は4-1の完勝だが「絶対にそうはいかない」と気を引き締める。「4年前の悪夢じゃないですけど、何が起こるか分からない。しびれると思う。にわか、歓迎です。にわかの方にも見てもらいたい。おばちゃんから若い女の子まで見てもらいたい」と呼びかけた。【佐井陽介】