今季現役を引退したイチロー氏(46=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が結成した草野球チーム「KOBE CHIBEN」の初戦が1日、ほっともっとフィールド神戸で行われた。イチロー氏は9番投手で出場。軟式球を自在にあやつり、9回を6安打16奪三振、131球で完投した。試合後に「左ふくらはぎがピクピクしてるけど、肩、肘は大丈夫。まだまだいけます。めちゃくちゃ楽しかった。来年もやりたい」と充実の表情を見せた。

対戦相手はイチロー氏がファンという智弁和歌山の教職員チーム。現役時代に慣れ親しんだ背番号51ではなく1番を背負った。打席では、バットを立てるおなじみのルーティンを披露。俊足を生かし、三塁打を放つなど4打数3安打1四球で猛打賞と投打でハッスル。「遅い球を打つのは難しいですね」と振り返った。試合は、イチロー氏が属する「KOBE CHIBEN」が14-0で勝利した。