ヤクルトを自由契約となり退団濃厚なウラディミール・バレンティン外野手(35)の、ソフトバンク入団が決定的となったことが3日までに明らかになった。

この日、球団関係者が入団交渉のために福岡を離れて米国へ向かった。近日中に交渉が行われると思われるが、バレンティン側は入団に前向きといわれ、他球団も獲得への動きがない。交渉がまとまり次第、入団発表となる見込みだ。

ソフトバンクは今季、攻撃陣に破壊力が足りず、目標であるリーグV奪回に向けて打線の強化が課題だった。バレンティンは来日9年目となる今季、国内FA権を取得しながら宣言せずに自由契約へ。来季からは日本人扱いになる右の大砲獲得へ、三笠取締役GMも「外国人扱いではないというのも魅力のひとつ。実績がある選手だし、非常に興味をもって調査していく」と獲得に動くことを明言していた。年俸は今季よりアップの5億円を用意。複数年契約も視野に入れているという。

関係者によると、バレンティンは、ソフトバンクのカラーでもある黄色が入ったグラブも注文する予定という。NPB通算288発男の加入でソフトバンク打線がさらに強固になる。