今季限りで日本ハムを戦力外になった立田将太投手(23)が、社会人野球のJR北海道クラブ入りすることが11日、分かった。立田は5年目の今季、2軍で53試合に登板も、1軍出場はなし。現役続行を希望し、11月のトライアウトに参加していた。

北海道の社会人球界で再起を図る。180センチ、101キロの大型右腕で、2軍では昨季から2年連続50試合以上登板している。トライアウトではBC栃木の西岡剛ら打者3人すべてを打ち取りアピール。投手補強を目指していたJR北海道クラブのスタッフも視察し、その後すぐに実家の奈良まで出向くなど、獲得に向け誠意を見せていた。立田は来年1月から合流し、アマ野球の日本一へ踏みだす。

JR北海道クラブは、12年から6シーズン楽天でプレーした右腕、武藤好貴投手(32)が18年に復帰。同年は都市対抗本大会出場を果たした。今季は都市対抗、日本選手権両大会ともに代表権を逃しており、再び元プロ投手を加え、巻き返しを図る。

◆立田将太(たつた・しょうた)1996年(平8)6月4日、奈良県河合町生まれ。河合小1年で野球を始め、河合第一中では葛城JFKボーイズに所属。中学3年時に日本代表として世界選手権に出場。大和広陵では2年春のセンバツに4番・投手として出場。14年ドラフト6位で日本ハム入りし、昨年10月2日西武戦でプロ初登板。今季は1軍出場なし。通算1試合0勝0敗。180センチ、101キロ。右投げ右打ち。