西武が、来季の新外国人選手としてリード・ギャレット投手(26=レンジャーズ傘下3A)を獲得することが17日、分かった。複数の関係者によると合意に至り、近日中にも発表される。

中継ぎ右腕で、188センチの長身から投げおろす最速156キロの速球を持ち、スライダーとスプリットで三振が奪えるタイプ。18年に初めてメジャー昇格を果たし、タイガースへ移籍。今季は開幕メンバーにも選ばれ13試合に登板している。

西武の今オフ最後の補強ポイントが埋まった。渡辺GMが「先発、中継ぎ、野手」と挙げていた通り、先発、野手に続く3人目の新外国人が決まった。今季チーム防御率は4・36とリーグワーストで、投手の選手層アップは必須条件。特に中継ぎのパワーピッチャーは、今季81試合登板で負担が大きかった平井と共存することで、厚みを増すことができる。3連覇に向け大きなパーツが加わる。

◆リード・ギャレット 1993年1月2日、バージニア州生まれ。米軍学校から14年ドラフト16巡目(全体486位)でレンジャーズに指名されプロ入り。18年オフにタイガースに移籍、翌19年開幕で初昇格。メジャー通算13試合で防御率8・22。188センチ、95キロ。右投げ右打ち。