年末恒例の「日刊スポーツ阪神ファンアンケート」の結果公開第2弾は、来季期待の若手選手&4番打者です。藤浪晋太郎投手(25)は1015票のうち約24%の245票、ジャスティン・ボーア内野手(31)は1014票のうち実に約47%にあたる473票を集めました。投打で2人が大暴れしてくれれば、15年ぶりのリーグVがグッと近づくはずです!

来季期待する若手選手のトップは、8年目のシーズンを迎える右腕だった。藤浪だ。245票は2位の高橋遥175票と70票も違う。今季1軍登板は1試合だけで、未勝利はプロ初の屈辱だった。2ケタ勝利からは4年連続で遠ざかっている。やはり多くの人が、背番号19の完全復活を待ちわびている。

「ポテンシャルは抜群、復活する姿を是非見たい」(神奈川県50代男性)「この人の復活なしでは、阪神の優勝は難しい」(神奈川県40代男性)「藤浪選手の復活は阪神の優勝を意味すると思うから」(大阪府20代男性)…。そんなコメントからも藤浪への期待の高さがうかがえる。本人も来季こその思いは強い。10月は2年ぶりにみやざきフェニックス・リーグに参加。秋季キャンプでは山本昌臨時コーチから指導を受けた。今月9日からは沖縄で「ドライブライン・ベースボール」のセミナーに参加。来季はきっと力強く打者を打ち取る姿をマウンドで見ることができるに違いない。

打線で来季4番として推されているのは、メジャー通算92発のボーアだ。今季チームはリーグ5位の94本塁打、同ワーストの538得点と、打線の爆発力を欠いただけに、パワー自慢の大砲が注目されている。

2位には大山がランクイン。今季143試合出場のうち、4番で108試合に先発出場した大山の主砲定着を願う声も多い。埼玉県50代女性は「ぜったい! 大物になります!!!」と記し、矢野監督に一言のアンケート項目には「大山選手、育ててください! 待ちます!」とも書き込まれていた。

アンケート実施時点では韓国球界打点王に輝いたサンズとの契約が発表されておらず、ボーアや大山をはじめ他打者についても、違った結果になっていたかもしれない。ただ、打線強化を望む思いは同じだろう。そして、投打の期待選手が活躍してくれたとき、歓喜の瞬間が訪れるはずだ。【松井周治】

◆阪神ファンアンケート インターネット「ニッカンスポーツ・コム」で2日から16日まで実施。北海道から沖縄の日本全国に海外も含め、全体の有効投票で1016票が集まった。【年齢】年代は50代が最も多く26・1%、以下40代24・2%、20代と70代以上が12・1%、30代10・6%、60代9・9%、10代以下は5%【居住地】大阪18・4%、兵庫15・8%、東京11・2%、京都6%、神奈川5・9%、埼玉3・8%、愛知と千葉2・6%(上位8都道府県)