広島の元エースで通算213勝の北別府学氏(62=野球解説者)が20日、2年前に成人T細胞白血病と診断され、明日21日から広島県内の病院に入院すると、所属事務所を通じて公表した。

月に1度の定期検診で経過観察をしてきたが、昨年11月から数値が上昇してきたため、医師と相談の上で入院を決めた。今後の治療は、化学療法を行った後、骨髄移植を行う予定。

◆成人T細胞白血病 HTLV-1というウイルス感染が原因となる。白血球の中のT細胞から、がん化した細胞が無限に増殖することで発症する。約30~50年の潜伏期間があり、発症するのは感染者のごく一部。多くの場合はリンパ節の腫れが見られる。感染者は西南日本沿岸部を中心に約110万人。20歳代までの発症は極めてまれで、年齢とともに増え60歳ごろがピークという。(国立がん研究センターのサイトより)