オリックスが今年の東京オリンピック(五輪)開催による公式戦中断期間(7月21日~8月13日)に、春季キャンプ地の宮崎市清武総合運動公園でセ・リーグのチームと練習試合を行うことが27日、分かった。

7月29、30日はDeNA、8月1~3日はヤクルト、5~7日は巨人と対戦。帰阪後の11、12日は阪神と練習試合を行い、実戦感覚の維持に努める。

春季キャンプから約5カ月後、オリックスが再び宮崎に戻ってくる。無観客試合になるため、ファンによる観戦は不可能だが、シーズンへの準備を積んだ宮崎でオリックスナインがシーズン再開に向けた準備をする。球団関係者は「選手のコンディション維持や実戦の感覚を失わないようにするのが目的」と意図を説明した。

シーズン中の先発ローテーションは山岡、山本のタイトルホルダー2人を軸にK-鈴木、榊原、田嶋、張奕らで構想。リーグ戦再開後のメンバー再構成の見極めに向け、中断期間の実戦は大きな意味を持つ。キャンプ同様、宮崎に腰を据えてリーグ戦再開後の戦力を見極める。宮崎が、今年のオリックスのカギを握る。