DeNAは9日、2軍・嘉手納キャンプに参加中の東克樹（24）が20日に横浜市内の病院で左肘内側側副靱帯（じんたい）再建術（トミー・ジョン手術）を行うことが決まったと発表した。今季中の復帰は絶望となった。18日にチーム本隊を離れる予定。

17年ドラフト1位で入団し、ルーキーイヤーは24試合に先発し、11勝（5敗）をマーク。新人王を獲得した。同年11月の日米野球に侍ジャパンのメンバーに選出されるも、左肘痛を訴え辞退。2年目の19年は患部の状態を考慮し、2軍スタートとなるも、5月に1軍マウンドに復帰。しかし1、2軍を行き来し、1軍で7試合の登板に終わった。

昨秋のみやざきフェニックスリーグで復帰登板し、回復を予感させたが、完治には至らず。医師と相談の上、手術の決断を下した。今キャンプは1日にブルペン入りするも、3日から別メニュー調整を続けていた。

三原球団代表は「去年から痛みと闘ってきた。契約は変わらない」と話し、完治まで支配下登録のまま見守る意向を示した。ラミレス監督は「残念だけど、みんなで彼が活躍するであろう、穴を埋めていく。とにかくみんなで力を合わせて埋めていく。（復帰時期は）たぶん、来年の開幕は早すぎる。今までの統計だと来季の後半戦ぐらいかなと思っている」と話した。