西武の最速158キロ右腕・平良海馬投手が“太っ腹”を見せた。16日、宮崎・南郷キャンプでブルペン入り。

投げ込んだ1球1球を、マウンドの手前に設置されたポータブルトラッキングシステム「ラプソード」が計測した。166球投げ、最速は151キロ、最遅は144キロだった。「疲れた状態でも、思ったより球速は落ちなかった。コントロールのばらつきはあったけど」と自身の新たな一面を知った。

自腹で新兵器を購入した。ラプソードはタブレット端末含め70万円以上するシロモノ。「自分のことをもっと知りたくて。いつでも数値で分かるので買いました。自分のボールがどんな特長か知ることができる」。ブレークした昨季、年俸は600万円から1200万円に倍増した。それでも高い買い物には違いないが、惜しみなく自分自身に投資。「年々進化していきたいと思っているので」と高卒3年目の今季、リリーフの柱としてさらなる存在感を発揮していく。