オリックス西村徳文監督(60)が22日、今季の開幕投手を山岡泰輔投手(24)に任せることを明かした。

この日の練習後、「開幕は山岡でいきます。託します」と明言した。昨季13勝4敗で最高勝率のタイトルを獲得した右腕が、3月20日楽天戦(楽天生命パーク)のマウンドに上がる。山本との一騎打ちを制して2年連続の大役。山岡は「キャンプ序盤に『去年のシーズンが終わった時から行ってもらうと決めていた』と言われて、すごくうれしかった」と目を輝かせた。

昨季の開幕日本ハム戦は7回まで1失点で力投したが8回につかまり、チームは逆転負けを喫した。「1年間ずっと、あの試合があったから投げられた。(開幕リベンジの)チャンスをもらったので、今年は勝ちたい」と闘志を燃やした。

オリックスの開幕戦は11年の引き分け後、12年から8連敗中。最下位からの反攻を期す今季こそ、若きエースが白星をもたらしたい。「チームの開幕連敗を止めて勝ちたい。そこに(照準を)合わせていきたい」。背番号19が負の歴史を終わらせ、開幕ダッシュを導く意気込みだ。【真柴健】