ロッテに入団した鳥谷敬内野手(38)が11日、井口資仁監督(45)らへのあいさつに訪れたZOZOマリンで、報道陣に対応した。約14分間、今の思いを話した。
鳥谷のコメントは以下の通り。
-入団が決まった心境は
鳥谷 また野球ができるということで非常に感謝していますし、楽しみです。
-井口監督からの言葉は
鳥谷 一緒に戦いましょうと。あとはしっかり2軍で実戦をやってきてくれということでした。
-井口監督への言葉は
鳥谷 力になれるように頑張ります。よろしくお願いします、と。
-ロッテの印象は
鳥谷 若い選手が多いので、勢いもありますし、そういう中で自分が違う形で力になれたらなと思います。
-今季所属先が決まらなかった数カ月の心境は
鳥谷 自分ができることは、決まった時にしっかり体を動かせるということなので、それだけを考えて準備をずっとやっていました。
-体の状態は
鳥谷 しっかり打つ投げるは、やっていましたし、当然、投手の球を見たり打ったりはできないので、それ以外にできることはしっかりやってきました。
-17年目の新天地への不安は
鳥谷 チームが変われば環境が変わりますが、野球選手としてやれることは決まっているので、自分ができることをしっかりやっていきたいと思います。
-ロッテで成し遂げたいことは
鳥谷 あと何年できるか分からないですし、先が長いというわけでもないので、そういう意味では自分が納得した形で野球人生を終えられるように現役続行という選択をしたので、やっていく中でそういうものを見つけていけたらなと。
-ポジション、レギュラーへのこだわりは
鳥谷 当然、野球をやる以上はレギュラーを狙っていきますし、ポジションに関しては現状、空いているところに入ってチャンスをつかむ方法しかないので、どのポジションでもいけるようにしっかり準備したいなと思います。
-背番号00の印象は
鳥谷 特に背番号にこだわりはないので、何番でもいいという気持ちはあったんですけれど、1番でずっとやってきましたし、それが「0からのスタート」という話もいただいたので、新たな気持ちで「00」をすてきな番号にしたい。
-ファンへの意気込みを
鳥谷 ファンの方々の声援はすごいと相手チームながら感じていましたし、その皆さんに喜んでいただけるようなプレーをやっていけたらなと思います。マリンに来て球場の一体感を感じていたので、自分も応援してもらえたらなと思います。
-若手にどういう姿を見せたいか
鳥谷 自分自身は常に準備を大切にしていますし、試合の結果だけじゃなく、そういう姿を見せられればなとは思っています。試合の結果はプロである以上、重要になるかもしれないですけど、その結果を出すためにどうしたのかが長くやっていくためには重要だと思うので。そういうところを伝えるのか、自分がやってみせるのか、というのはこれからだと思います。
-聞きに来てほしいか、自分から伝えたいか
鳥谷 そこはプロなので、聞きたいと思う人がいれば積極的に言いたいと思いますし、それぞれのチームの雰囲気や個々の考え方もあるので、自分がどうしたいというよりは、状況で必要だと思うことを選択したいです。
-新しいユニホームを着る自分へのイメージは
鳥谷 現時点ではなかなかイメージできていないですけれど、しっかり自分が結果を出してやっていけば、それが見る人のなじみになると思うので、今はユニホームというよりは自分の準備に重きを置いてやっていきたい。
-想定する役割は
鳥谷 16年やってきた経験もありますし、それはなかなか自分も若い時に持っていなかった部分だと思うので。1つ1つのプレーやシーズン途中において、自分たちの思うようにいかない部分が出ると思いますし、その中で少しでも早く、少しでもいい方向へ行く方法は数多く経験していると思います。
-もしどこの球団からも声がかからなかったら、どうしていたか
鳥谷 シーズンが始まるまでにどこもなければ引退でした。たくさんの人のおかげでこの瞬間まで待つという選択肢もできましたし、このチャンスを生かして恩返しできたらと思います。
-キャンプに参加していない中で、開幕に合わせたい気持ちは
鳥谷 開幕に合わせたい気持ちよりは、しっかり自分の現状を確認しながら。自分のベストの状態へ早く持っていくことは考えますが、開幕に合わせてという立場でもないので、今は数を打ったり数を捕りながら現状を把握して、その中で開幕というものを目指せたらなとは思います。
-この時期に新しいチームに入ることの難しさは
鳥谷 自分でも分からないですけれど、この時期に入って、それでもしっかりできるんだというところを見せるのが自分の1つの使命かなと感じますので、これからそういう選手が出てきて、待って入って活躍できるというものを、最初の形として自分ができたらと思います。
-自主トレを共にした井口監督の下でプレーする
鳥谷 選手の時は一緒にやらせてもらって、同じ内野手としていろいろ勉強させてもらいましたし、今回監督と選手という形なので、選手として自分が監督を胴上げできたら最高かなと思います。
-パ・リーグの印象は
鳥谷 DHもあり、先発にいい投手が多いですし、そこを自分がどう克服していくかはあると思います。対戦したい投手は、ソフトバンクで1つ上の和田さんがまだいますので、対戦できたらなと思います。
-古巣阪神の選手も交流戦を楽しみにしている
鳥谷 昨年1年間、阪神ファンや選手も含めて、たくさん勇気づけられた部分はあります。今回、交流戦は甲子園だと思うので、自分がそこでプレーしている姿を見せるのが、阪神ファンや喜んでくれている選手への恩返しかなと思います。
-ZOZOマリンの印象は
鳥谷 風が強いのは感じます。打席の中では風によっての変化の違いもある。守備はホームグラウンドが人工芝になりますので、プレーというよりは疲労感がどうかというのを確認しながらやっていきたいです。