プロスポーツの応援スタイルに超制限がかかる。日本野球機構(NPB)とJリーグは12日、第3回の新型コロナウイルス対策連絡会議を都内のJFAハウスで開催。

感染症対策としての意見書には応援方法のリスク評価が提示された。ジェット風船、鳴り物は「感染リスク高」、巨人新外国人パーラのサメダンスですら「感染リスク要検討」と厳しかった。すでにプロ野球は開幕の、Jリーグは公式戦再開の延期を決め、リスタートの時期を模索しているが、スタンドに真の熱狂が戻る日はいつになるのだろうか。

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◆応援スタイルのリスク評価例

▽感染リスク高→×

【飛沫(ひまつ)感染リスク】

・ジェット風船

・指笛

・トランペット、ホイッスル等の鳴り物

・メガホンを打ち鳴らしながらの声援

・両手をメガホン代わりにした大声での声援

【接触感染リスク】

・肩組み、跳びはねなど集団での動きを伴う応援

・立ったり座ったりを繰り返す集団での応援

・大人数が旗の下で密集状態になり旗を動かすビッグフラッグ応援

・観客同士のハイタッチ

・大人数が新聞紙大の手旗を振るフラッグ応援

▽感染リスク中→▲

・応援団の声のリードによる手をたたき歌う応援

・応援団の太鼓のリードによる声援、拍手

・プレーの度の両手をメガホン代わりに使わない拍手や通常の声援

▽感染リスク要検討

・両手の手のひらを上下に合わせるサメダンス

・タオルを回したり、タオルを横に広げて左右に振る