ソフトバンクから新加入のロッテ福田秀平外野手(31)が打率3割7分5厘、出塁率はトップの4割6分4厘でオープン戦を締めくくった。

「1番中堅」で中日戦に出場。5回1死二、三塁の場面で、小笠原の低めカーブを左中間へ落とし、2点中前適時打とした。最初の2打席は中飛、一ゴロに打ち取られており「同じ投手に3回負けるわけにはいかない。変化球にうまく食らいついて打つことができました」と納得の表情をみせた。

14日の同戦で浅い飛球をダイビングキャッチした際、自分の肘でみぞおちを強打した。グラウンドに倒れてもん絶し、しばらく立ち上がれなかった。コンディションが心配されたが元気にプレー。「昨日は息が止まりました」と笑顔で話した。

ソフトバンク時代と違い、プロ入り14年目で初めてレギュラーとして毎試合プレーする。「悪い時に、いかに自分で信念を持って、強い意志を持ってやれるか。自分でどうやって修正していけばいいのか。もっとアナリストや打撃コーチの方とも相談して勉強していかないといけない」と、気を引き締めなおした。【千葉修宏】