楽天の開幕ローテが白紙となった。18日、岸孝之投手の無期限ファーム再調整が決まった。

15日の巨人とのオープン戦での練習後に腰の張りを訴え、都内の病院で診察を受けていた。伊藤投手チーフコーチは「また一から作り直すかもしれない。開幕は考えずに、慌てずにしっかりと治すこと。1年間は長いので」と見通しを示した。

2日間の休養日を経て行われたこの日の全体練習でファームから塩見が合流。エース則本昂とともに2本柱を形成する岸の離脱に伊藤コーチは「開幕ローテ白紙? そうですね。代わりに塩見でまかなっていこうかなと思う」と話した。

岸は昨季もけがに泣き3勝にとどまったが、今季はキャンプから順調に調整を重ねてきた。2月23日の巨人とのオープン戦で今季初の実戦登板。中8日で臨んだ3日DeNA戦で4回2失点としてから実戦登板がなく、予定していた10日西武戦は雨天中止となっていた。三木監督は「本人が一番悔しいと思う。無理をすればできるのかもしれないですが、時期も時期なので。必要な選手なのでしっかりと治してほしい」と願った。