プロ野球が新型コロナウイルスに対応する特別ルールとして、外国人枠の拡大を検討していることが27日、分かった。

従来は外国人選手の出場選手登録は4人以内(野手または投手として同時に登録申請できるのは、それぞれ3人以内)。これを出場は4人以内という現行ルールは変えずに、登録は5人に増やす案が挙がっているという。例えば先発の助っ人を登板翌日以降は出場させずに1軍にとどめたまま、他の4人の外国人選手が出場できるようになる。

22日の対策連絡会議で専門家メンバーから、体力や免疫機能の低下を防ぐために、選手の心身の負担軽減を考慮した特別ルールを設けることを提言された。1軍登録29人、ベンチ入り25人の拡大も検討されているとみられ、外国人枠の拡大もプランの1つ。戦力の厚みが増せば、6月19日の開幕から11月初旬まで6連戦を軸に長丁場を戦う選手への負担を減らすことにもつながる。

他にも3時間半、9回打ち切りなど議論されている。前例のないシーズンを乗り切るために、さまざまな角度からの検討が続く。